悪相の内田良平

 アフタヌーン安彦良和の新連載。内田良平が出てくるけれども、悪相に描かれてゐてうーんと唸る。実際の写真の方が恩威兼備の風格がある。
 好太王碑文も出てくるけれども、こちらも日本人が改竄したかのやうな描写。改竄説は否定されたと思ふんだけれども。これは伏線でのちのち回収されるかもしれるかもしれないが、内田翁の扱いから見ても望み薄。マンガの場合はファクトチェックも機能せんのやろうね。フィクションなので、この世界ではさういふ話になってゐると言はれるのがおち。虚実皮膜も良し悪し。

 話は変りますが、鮭の焼いたのも北京ダックも天下の美味です。しかし皮がゴムみたいな鰻を食べた人は、二度と鰻なんて食べたくなるでせう。

 閑話休題、マンガくらゐストレスフリーで読みたいものです。動画では閃光のナイトレイドには頭山風の右翼が出てきて、若者にも理解があるふうで悪くはなかった。
 ああ講談社なら「国家の手先奥さん」があるけれどどうやって読めばいいの。