2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

走水神社昇格運動と国防神社

『みそぎ』國學院大學皇國禊會発行、昭和11年5月発行の第5号は大祓普及徹底号。大祓詞を載せ、「如何なる祭典にも大祓を全員にて合唱すべき」「戦争以上の祭典は大祓の言霊の絶大威力に依つて始めて実現せらる」と強調する。 副会長の中野晴弘が「禊の社…

明治神宮への散歩を欠かさない税所弘

『うつ病は神がくれたメッセージ』は税所弘著、平成2年10月初版、12月で3版。リヨン社発行、二見書房発売。デザイン森下年昭、イラスト小野みき。 著者は昭和26年生まれ。著者略歴によれば宇多天皇の血筋を引くといふ。東西両医学を学ぶ。税所一族の…

金子三四郎「姿勢こそ至誠である」

『汝の姿勢を見よ』は金子三四郎著、金子事務所発行、昭和11年5月発行。序に曰く。 私は一介の実業家であるが、宇宙人生の原理及び国体の本義について特異の信念を持ち、曽て旧著に於て大嘗祭と戴冠式との異同、菊花御紋章の神秘的由来、古事記と創世記と…

田崎仁義「議場はすなはち高天原の天の安河原である」

『講演時報』は時事通信社発行、第20年第706輯は昭和18年10月5日発行。旬刊で月3回発行してゐる。この号は全24ページのうち23ページと、ほぼ一冊すべて田崎仁義の「国難に処する敬神生活」に充てられてゐる。 田崎は大阪商科大学教授などを務…