『臣民道を行く』(京都一生堂書店、昭和17年8月1日発行)は暁烏敏(あけがらす・はや)の著作の中でも特に戦時色が強い。函は簡素。 暁烏は16年11月から12月にかけて連続講演を行ふ。それを記録したのがこの本で、途中に日米開戦を挟む。書名も講演を…
『黒潮に吼える男』は上野登史郎著、三彩社、昭和47年8月発行。書名だけではわからないが、衆議院議員、菊池義郎をモデルにした小説。中では菊池太郎になってゐる。伊馬春部が解説を書いてゐる。 表紙や紙が厚くて会話文も多く、中学生でも読めさう。波瀾…
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