2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

漁師の弁当の歌をお詠みになった高松宮殿下

『うひまなび 高松宮宣仁親王歌集』は平成12年8月発行、中央公論事業出版制作。函入り。高松宮殿下が青少年時代にお詠みになった和歌100首が収められてゐる。 解説で出版の経緯を記してゐるのは阿川弘之。正字正仮名。阿川の全集には著作目録にも年譜…

西澤才吉「陰陽の真理を具体化したる電化事業」

『陰陽』は陰陽士会編輯部発行、大正14年1月発行号が創刊号。約90ページ。易占者の機関誌で、松岡若翁理事長の日本陰陽士組合と佐藤了翁理事長の東京占業組合が大同団結して陰陽士会が発足した。その経緯や祝辞などが載ってゐる。創刊の名刺広告には新…

メサーブ「神武天皇はアフガニスタンの皇子」

『実話』は実話出版発行、昭和32年10月号が1巻4号。その中に「私は印度人の女占い師です」といふ記事がある。表紙、目次、グラビア、本文で文言が違ふが、ここでは目次から採る。彼女の名前はメサーブ・ベンチ・アブドロヒム。グラビアページにはメサ…

水谷安子「そうだ狢に食べられて死のう」

『夜明けを信じて』は水谷安子著、平成13年9月発行、出版社不明。正誤表付き。まえがき・第一章から第十五章・あとがきの198ページ。巻頭写真は8枚で親族の記念写真が多い。水谷自身は幼少期のものと小さな横顔のみ。 大正2年、満州・奉天生まれの著…