2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

キリストになった赤松克麿

昨日も今日も寒い。 『想い出 わが青春の與謝野晶子』(與謝野迪子著、三水社)を読む。昭和59年8月が第一刷で、手元のものは10月の第三刷。 著者は明治39年、大阪船場生まれ。與謝野晶子の長男と結婚した。義母とあるのは晶子のこと。結婚式の出席者に…

杉浦幸平「私は本を読むために生れて来たようでもあった」

杉浦幸平は明治30年4月〜昭和51年2月の教育者。森信三と同郷で、共に愛知県第一師範学校で学んだ。西晋一郎に師事したところも似てゐる。小学校の先生だったためか知る人は少ない。 しかし『自伝』(非売品、昭和52年)は詳細で、心情も足跡もよく伝は…

同盟通信から情報を買った西本願寺

『最後の特高警察』(白川書院、昭和48年2月)は、京都で特高警察をしてゐた銅銀松雄の著。「小説ドキューメンタリー」「自叙伝であり、小説」とあり、帯には「今だから話せる特高警察の真相」とある。 大本の出口宇智麿との奇縁、同志社のデントン女史強制…