社会学者の天達忠雄が遺した歌集が『幽囚の歌』。昭和40年7月30日発行。発行所・出版社の記載なし。巻末に著作者の住所と電話番号だけが載ってゐる。 「豚箱の歌」「独房の歌」「文子のノートより」「あとがき」からなる。歌はすべて、天達が思想犯とし…
夢中で新刊を読んだのは久しぶり。面白かった。この本のやうに、熱心な活動家が客観的に右翼を描いたものはさうない。 『愚心の告白 〜我が国家主義運動の事績〜』は平成28年1月、風詠社発行・星雲社発売。小松憲一著。 昭和の終はり、北海道出身の著者が…
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