2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘボ雑誌

『趣味 法律のうら表』は高山三郎著。科学や文明が発達した今、日常生活の安定のためには法律の知識が必要だといふのが本書の趣旨で、はじめは金の貸し借りや不動産売買について記す。 第10章刑法上の諸問題中、「執拗な広告屋」辺りから、怪しい商売人が…

毎週日曜日は神社でオタケヒ

『祖宗遺訓 平和の誓』(荒深道齊、純正眞道本部、昭和12年12月)の特色は、最終章、「雄誥の振興」にある。大声で発声するオタケヒは、太古から迎福撃魔に用いられてきたといふ。 皇軍の敵を突撃する時には必ず大声が発せられます。陛下の行幸の時にバン…

富士山で国体を解説した鈴木重道

『国体小論』は大日本神祇会朝鮮本部昭和18年11月に発行した小冊子。著者の鈴木重道は伊佐須美神社宮司で、前朝鮮総督府の祭務官。 43頁しかないが、自分の言葉で国体についてわかりやすく解説してゐる。 冒頭に著者の姿勢が表れてゐる。 国体に就いて…

杉本清作「本業は詐欺かゆすりか不徳記者」

杉本清作『通俗宣伝 犯罪と予防』は昭和3年7月、警眼社発行。警察関係の本を出してゐたところ。書名の通り、一般に向けて、事例を挙げて防犯の大切さを説いたもの。 火付け・窃盗・強盗・詐欺・恐喝・横領・誘拐・不良少年の各章がある。防火や防盗は分か…

井上孚麿のはしがきの歌

大村襄治は大正8年生まれの衆議院議員で、防衛庁長官も務めた。『歌集 こころの鉦』(千代田永田書房、昭和50年9月5日発行、非売品)刊行時の近影には、内閣官房副長官のときのものが載ってゐる。 大村は東京帝大で筧克彦の皇学会に入門。筧と井上孚麿に…

笹川良一「おかしな新聞だねえ」

『宿命の子 笹川一族の神話』読む。三男の陽平から見た良一を描く。700頁もあって、削らうと思へば削れたのではないかと思ふが、難しい言葉はないのですらすら読める。最後の方はちょっと褒め過ぎなところもある。船舶振興会が軌道に乗ると、金塊引き揚げ…