2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

本が好き過ぎ鍛冶忠一

『とりもの随筆 お天気博士言行録』は日本出版販売の鍛冶忠一の著、学風書院、昭和30年8月。高橋ゆり装丁。 表紙、奥付などはサンズイの治、本人の「おひとよしの言葉」(序にかえて)はニスイの冶。 本にまつはる随筆集。著者は本の取次業なので本が売れ…

野間清治「『思想善導』たゞ四字であります」

『野間会設立につき 全日本の人々に告ぐ』は昭和7年5月26日に帝国ホテルで行われた、野間会発会式の様子などを記録した冊子。野間会は野間清治の信念を世に広め、思想を善導し、社会を浄化し、皇国の隆昌を図り、新興日本を建設するのだといふ。 野間の…

加藤美侖「よいものは何万年経ってもよい」

『三大聖勅謹解』の表紙には摂政殿下台覧、若槻礼次郎推薦、岡田良平推薦、高田早苗校閲、遠藤隆吉校閲とあるが、著者名がない。表紙をめくった扉にやうやく著者、加藤美侖の名が現れる。現代のムックの形式のやう。 奧付には大正14年12月、第5版のみの…