2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

加藤喜孝「来らなくともよい、黙契を交しておかう」

寒いから暖かくなりたい。 『二陣三陣』は二陣三陣社発行の国体政治宣伝パンフレット。「二陣三陣」といふのは日蓮の遺文から採られた。第2号「吾人の観たる現代政治と我等の運動」は昭和2年4月29日発行。 表紙裏の「二陣三陣の使命」を見ると発行者の…

ぐらい銭を戒める河合省鑑

『之は悪い癖だ』は河合省鑑著、瞳社出版部、昭和4年3月10日発行。手元のものは5月1日の5版。序は工学士の高亮範、合同毛織今津工場工場長の藤本弥治太郎、経済学士の黒田格。 河合が自身の悪い癖を綴った書で、「用事もないのに外出する癖」「物を粗…

堀田善太郎「楠公がスポーツ訓練の宗祖だ」

『密宝楠公遺訓書』は堀田善太郎編著、昭和7年11月、楠公研究会発行。堀田は元新聞記者。明治41年、奈良で老人から「楠公正行へ遺言の事」といふ写本を受け取った。腐敗堕落する現代社会を憂へてゐた堀田は、その内容を読んで大いに悟るところがあった…

林耕之「斯うも神道観の違ふのは妙なことだと思ひます」

『神道神学交論』は林耕之・上條馨共著、昭和29年5月、五十鈴会発行。序は神社本庁事務総長の吉田茂。 始まりは28年4月、山梨県の神職、上條が新報紙上に「神道宗教化の為に」を発表したことによる。上條は大正10年3月生まれ。折口信夫の神道論に共…