ようやく龍馬イヤーも終はる。龍馬が人口に膾炙するきっかけは、日露戦争前に龍馬が昭憲様の夢枕に立ったこと…といふこともそれなりに知られるやうになった。だが開戦前夜に明治の人の夢に現れたのは龍馬だけではなかった。 『私の欽仰する近代人』(山田孝雄…

昨日のこと。『漁夫歌人糟谷磯丸』夏目隆文、時代社、昭和18年12月10日印刷、13日発行。300。磯丸は江戸後期、三河国渥美郡伊良湖崎村出身の歌人。不明にして今まで知らなかった。全集もあるとか。 雲のうへもしづがふせ家も行かよふ心は同じことの葉の道 日…

『満川亀太郎日記‐大正八年〜昭和十一年』(論創社、4800)ktkr!! 長谷川雄一、Ｃ・Ｗ・Ａスピルマン、福家崇洋三氏の共同編。長谷川、スピルマン両氏が解題寄せるも福家氏は執筆なし。論文目録、年表、主要登場人物録を編せしならむ。 本編は結構淡白。人物録…

伊勢神宮、明治28年の統計開始以来過去最高の参拝者数とぞ。へえ。さすが力点流行。三年後が遷宮ホンチャンなればまだ増えるらむ。三浦展『愛国消費』にも関連のグラフを見かけた。今までの最高が戦後といふのも意外。 一方清正井の記事と全国の龍馬像のコラ…

書類作成に難渋。文字の薄いところと濃いところができる。全部薄くしてコピーしても駄目。ゴシックにして濃くすると少しマシになった。 都会のいいところは中途半端な時間でもモノが食へるところだと独語しながらデニーズ。益若つばさフェアとあってちょっと…

午後遅くまでじたばたしたあと神保町へ。新宿展が目的。その前に新刊『ゴジラと日の丸 -『片山杜秀のヤブを睨む」コラム大全』購ふ。SPA！の連載をまとめたもの。頁の下とか横とかに変遷しながら続いてゐた。 よく覚えてゐるのは中岡艮一がムスリムになった…