2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

出口王仁三郎「著述が一番の労働」

『昭和』(昭和青年会発行)の昭和8年8月号に、安達謙蔵が「スポーツ亡国論」を書いてゐる。安達は前内務大臣・衆議院議員。 一般学校では、運動とか衛生とかゝら考へて、スポーツはいゝものだと思つて居るらしいが、実は飛んでもない誤りである。 マラソ…

ハイジャックで沖縄行幸を阻止しようとした章二のバラ作戦

『天皇が沖縄に来る日』は大城翔著、月刊沖縄社発行、佐久田出版発行。1984年4月発行。表紙には「天皇は果して沖縄の土を踏めるか?」とある。文字だけだが、裏表紙には立ち上る黒煙と炎が描かれてゐる。あらすぢには以下の文言。 ハイジャック事件発…

朝日新聞の100年読者たち

面白く読んだ。『ありがとう100年読者 エッセーと100年読者お名前』は朝日新聞大阪本社発行。編集後記は2000年1月25日。 朝日新聞の創刊120周年、21世紀を迎へるにあたり、100年読者とエッセーを募集した。 そのうち最優秀賞1本、優秀…

斎藤至「講談社はパラダイス」

『社風美談』は大日本雄弁会講談社発行、昭和6年6月発行。講談社についての、名士や社員、少年社員による美談をまとめたもの。 名士たちは、原稿の受け取りなどにやって来る社員を褒めたたへる。礼儀正しい、言葉が丁寧、実直、会社の悪口を言はないなど…