2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

霊媒と運命判断をしてゐた山岸史枝

『漫画』(漫画社)の昭和25年7月盛夏号(第18巻第6号)。表紙を見ると、口ひげの老人の絵と「探訪 御落胤」の告知。堀川辰吉郎の記事があるのかと思って、読んでみる。 24ページから33ページまで、5段組みなので分量もある。文章は高比良記者、絵は…

日共の潜行幹部を追った日本民族研究会

『日本旬報』2号は昭和26年7月25日発行。記者同人出版株式会社発行。本文34ページ。巻頭の5ページが桂洋介「動き出した極右団体 共産党に体当り戦術」の記事。 朝鮮戦争が勃発して、右翼の活動も活発になってきた。その中でも注目の団体を紹介して…

左藤義詮の武勇伝

『精進一路』は左藤義詮、昭和19年7月、伊藤萬株式会社発行。非売品。機関誌の巻頭言をまとめたもの。時局を反映したもの、身近に見聞きしたもの、過去の出来事など40項目。 「小虫の墓」は木曽川の水の事故で亡くなった9歳の娘、道子の思ひ出。蛍を籠…

宜く書物之神学者之遠御祖之尊とも申すべきか

『明烏迷の目醒 神道大意』は発行所、発行年を示すものなし。56ページの冊子。変体仮名が多いので明治半ばごろ発行か。表紙はいざなぎ・いざなみの両神にかささぎらしき鳥。神道の解説書かと思って読んでみると、ちょっと変はってゐる。 和市は母と2人暮ら…