2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日本調査学院を設立した石田武子

『財界』(財界研究所)の昭和37年12月15日号を読んでゐたら大木惇夫が出てきた。 「リレー対談 懐しの水野ウドン屋」は大宅壮一と水野成夫の対談。大宅は昭和の初めごろ、熱海に翻訳会社をつくり、失業青年らを働かせた。大木惇夫は韻文担当部長。 大…

検閲官に感謝する鄭然圭

『皇道理論集』は鄭然圭が国体や神道、皇道についての理論をまとめたもの。昭和17年5月刊。 著者は朝鮮出身で、神話や日本の歴史への、半島や大陸の影響を論じる。日本にとって進んだもの、よい物がもたらされたといふ説が多いなか、鄭は悪影響を取り上げ…

読書療法を紹介した『光の門』

『光の門』は光明思想普及会の冊子。昭和11年5月発行の非売品。本文48ページ。編輯兼発行者は佐藤勝身。生長の家を宣伝するもので、教団の本や機関誌の抜粋、手紙に加へ、一般紙からも参考になりさうな記事を集めてゐる。表紙にはスタンプで「お読の後は…