2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

井上義光「教育勅語は宗教である」

『教育勅語禅の鼓吹』は井上義光著、広島県の忠海禅学会発行、昭和10年10月発行。序文は文部省督学官の近藤壽治、西晋一郎、紀平正美。 自序で著書の意義を次のやうに述べる。 教育勅語を宗教と断定したる者は恐くはあるまじ。先人未発の態度と云ふべし…

岩波茂雄「迷信の絶滅は焦眉の急務である」

『科学ペン』三省堂発行、昭和11年11月号は第1巻第2号。迷信邪教批判特輯。 伊東忠太は方位家相について、森田正馬は宗教に関する迷信についての文章を寄せた。「迷信を斯く見る」と題したものは諸家からの短文回答。A 新聞雑誌の九星欄に対する感想 B…

勅語の浄写をする花田仲之助

『花田仲之助先生の生涯』は花田仲之助伝記刊行会発行の非売品。昭和33年10月発行。函。刊行会は東京の中村四郎方に置かれた。中村は東京報徳懇話会代表。 花田は玄洋社社員らを組織して満洲義軍を起こしたことが知られるが、軍務を終へたのちの社会教化…

変はり者の島田整美堂の改心

『商店之友』は大阪の島田整美堂発行。第70号は大正6年8月発行。現在は隔月刊だが、ゆくゆくは月刊にしたいといふ。裏表紙には 世間並を外れた、変り者を以て評判の島田整美堂は、自己の利益を望まずに、御得意様の為に尽します、 とあり、その理由を説…