2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

藤本太太也「唯一陛下だけがその責任が存在しないのである」

『形而上学的右翼の考察』は藤本太太也著、日本民族思想研究所発行、序文の日付は平成5年7月。無定価とある。 著者が右翼の精神について、自分の思ふところを論じたもの。目次も章立てもなく、話題を変へるときは1行空白をあける体裁。序文は「人間の生き…

救国血盟団団長兼日本無政府主義連盟執行委員長の訪問を受けた高岡幸雄

『新聞横町』は高岡幸雄著、六月社、昭和34年9月発行。高岡は明治39年、北海道釧路生まれ。早稲田大学卒業後、読売新聞入社。販売、事業、講演部に勤める。昭和25年産経新聞東京発行に際し、初代販売部長兼事業部長。27年、読売の大阪進出に際し復…

伊藤繁太「日本人の胸の内には悪魔の霊が宿つて居る」

『国体基礎画解』は伊藤繁太編、小樽市のイサミヤ発行、昭和9年12月発行、昭和10年3月2版。 子供でも分かるやうに、絵を用いて日本の神話を語り、国体を明らかにしようとした書。…この通りなら珍しくもないが、「はしかき」にはただならぬ言葉も含ま…

霊仁王「角田清彦氏の至誠には心から感動」

『正さねばならぬ美作の歴史』は美作後南朝正史研究会 霊仁王(こまひとおう)編著、発行は岡山市の流王農、発売は温羅書房。「謹呈 流王農」の署名と印。平成5年6月初版、平成10年11月2刷。昭和50年発行のものの新装版。写真が追加されてゐる。 美作…