2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
『伊賀楠社由緒記』は櫻井稲麿著、昭和10年5月発行。発行所の記載なし。印刷所は京都の稲蔭社。印刷費の一部を湊川神社の藤巻正之宮司が寄贈したとある。櫻井は三重県の敢国神社の宮司。同神社の末社に伊賀楠社があり、その由緒が書かれてゐる。本文18…
続き。『無聲觸鳴』には他に佐々醒雪が「上代史の研究に就て」を書いてゐる。古代や神代の歴史について、どのやうな態度で臨むべきかを論じてゐる。 人生は短い。人智には限りがある。宇宙のすべての秘密を知ることなどできるわけがない。それなのに無駄なあ…
『無聲觸鳴』は岩崎英重編纂、興雲閣発行、明治31年5月発行。論文、随筆、詩など28編が収められてゐる。筆者は佐々木高行、宮地厳夫、大町桂月ら様々で、筆名だったり複数書いてゐたりする。 国文学者の落合直文が「塵のちまた」を寄せてゐる。これは水…
犬塚惟重『人類の母国「神国日本」』は八宏会発行。昭和18年10月発行の非売品。上海での3年、南方での1年の経験を織り交ぜて、日本が世界の親国であり、人類の母国であることを論証したもの。太平洋周辺の巨石文化や陥没したミユウ大陸、原日本人、神…