2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

明治天皇御尊像100基建立を計画した美平晴道

『全貌』昭和44年11月号は読める記事が多い。グラビアは「自民党の安保PR作戦」で、ホステスに向けた安保説明会。浪越徳次郎や辻寛一が演壇に立って居る。特集は「強くなった警視庁の首都防衛計画」。「暴力学生を一網打尽にするトラの巻」として、機…

岡野均と驚きももの木追悼記

ピコ太郎が記者会見で、ブレイクの感想について語った「驚き桃の木20世紀でございます」。これは約20年前に放送されたドキュメンタリー番組、「驚きももの木20世紀」といふ番組名からきたものと思はれる。6年半にわたり20世紀の出来事や人物を取り…

高田豊樹「所謂散るべき時に散るといふことが必要である」

野依秀市が唱へた米本土空襲。野依はそのため、空襲専用飛行機献納資金募集を企てた。『実業之世界』昭和18年7月号では諸家の絶賛として、永井柳太郎、藤山愛一郎、和田亀治らが賛同の声を寄せてゐる。頭山翁は「金を持たん奴も、持つた奴も、今こそ出し…

菅野力夫の講演を聞いた奥村喜和男

『奥村君の手紙と日記』の奥村君とは、情報局次長も務めた奥村喜和男のこと。当時の学生の様子や勉強ぶりがわかる。 日記は豊津中学校時代のもの。七月六日は首席をとった日。 (略)一番奥村喜和男とあり。嗚呼!不肖自分が学生の理想、首席を捷得たるなり。…