2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

終戦感謝国民大会を開いた望月辰太郎

『望月辰太郎追憶集 天恩、地恩、人の恩』は望月辰太郎追憶集編集委員会編集、望月兄弟会発行、昭和47年2月発行の非売品。編集委員には添田知道、近藤真柄らが名前を連ね、一文を寄せてゐる。 望月は明治32年7月、静岡・富士川町生まれ。埼玉・大宮で…

紙反故との個人戦争をする前野作二郎

『警察思潮』は昭和18年10月号が第16巻第10号。警察思潮社発行。葦名彪「フリー・メーソンの殿堂を観る」は横浜ロッジ訪問記。 これから長い外事警察上、スフインクスの謎であつた伏魔殿の扉を押すのかと思ふと、流石に好奇心と緊張が背筋を走るので…

「恋路稲荷神社の秘密」展拝観記

「多摩市百草・恋路稲荷神社の秘密 古墳の上の神社の伝来資料群と黄檗寺院『資福院』の痕跡」は東京都多摩市のパルテノン多摩で開催中の展示。逆コの字型のスペースに、古墳・稲荷・黄檗宗・修験などの資料が展示されてゐて、さまざまな切り口から楽しめる。…

松岡久菶「遂に完全なるオフイスを把握せしむるに至つたのである」

『風俗雑誌』は平凡社発行、昭和5年9月号は第1巻第3号。都会の最先端の風俗、海外の珍奇な写真、嘘か本当か分からない記事などが盛りだくさん。 目次回りにも趣向が凝らされてゐる。左の男性はカマボコのやうな大きな目で興味津々。女性は目を点にしてキ…