太西威尊「邪神邪霊あつかいはいけません」

 

『太古宇宙光照神道(あまひのおおみち)』はあまひのおおみち国際本部出版部発行。第55号は昭和64年発行。

 太西威尊(たいさいあらたかあなあ)は大連神社に奉仕してゐたとき、親神様から神道の世界宣布と地球連邦大平和運動を命ぜられた。

 伊勢神宮の日本国魂神石を全世界各国の聖地に鎮め、各国の国魂神石を持ち帰り、天光源大斎宮の萬国神霊殿に奉斎した。

 世界で布教し、宗教として認められない場合は哲学として活動した。

 拝受した聖訓なども掲げられてゐる。「悪魔邪神サタンを悔改めしめて使う」にはかうある。

 

アマヒノオオミチは悪魔邪神サタンを不動の金縛りにかけ懺悔改心開悟せしめて家来となし、召使って悪魔邪神界を浄照し光明化する手先となして大改革をなし大革命して大宇宙の浄照を完成し地球の統一平和を完成する道である。(略)

 人間界でも悪党のヤクザを教化説得することは警察でも困難であるが、懺悔改心した親分に説得せしむれば子分等は簡単に懺悔改心して善人となるものである。霊魂の世界でも同じである。

 

  光明思想については恩師の谷口雅春五井昌久の名を挙げる。五井は年は一つ上の親友で、生長の家では後輩だったといふ。三大光明思想のうち、威尊自身が三人目で、他との違ひを解説する。

 

私は対立する二大勢力自由主義資本主義も社会主義共産主義アメリカもソ聯も共に丸救いに救いたいのでありまして、〇〇の〇の如く共産主義を目のかたきにしないのであります。どちらもいまだ悟りの開けない憐れな民衆なのですから浄めて愛して照らして救ってあげなければなりません。邪神邪霊あつかいはいけません。

 

 伏字部分は原文のまま。著者は悟りが開けるまで、ひとのみちの神道信仰や生長の家の萬教帰一を信仰してゐた、とある。

 

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