大船観音と護国大観音会

『観音の大精神に甦れ』(護国大観音会編、昭和2年7月15日発行)より。


本職出家以外、在家篤信の居士等相決起して大同団結し、真剣なる伝道隊を組織し、全国的に時代救済の布教の警鐘を乱打するの必要あり(伝道方法に関しては別に発表する所に依る)其階梯基調として帝国の首府の附近に於て大船駅対面の無我相上に御高さ十丈の一大観音像を建立し以て時代救済の一大因縁を結び、国家鎮護の永遠の大誓願を立てんと欲す、江湖大方の仁者夫れ来り賛同せられよ。
昭和二年三月
 
 子爵金子堅太郎 子爵小笠原長生 頭山満 堀内文次郎 子爵清浦奎吾 濱地八郎

三猿文庫の蔵印がある。

ホームページと少し会員名が異なる。大船観音には戦前からの来歴を大事にしてほしい。