頭山翁は数珠を繰ったか

 月刊『実話ドキュメント』(竹書房)に、国士舘物語の実録漫画が連載されてゐる。最新号では、頭山翁と柴田徳次郎学長が、松陰神社にある桂太郎の奥津城を詣でる場面が描かれてゐた。

 お供の柴田学長は眼鏡もひげもなく、眼光鋭い書生風である。墓前の頭山翁は、数珠を持ってゐる。墓があるとはいへ、神社である。果たして実際の頭山翁は数珠を繰っただらうか。

 それと、連載が載ってゐる『実話ドキュメント』は国士舘の史資料室に永久保存されるのだらうか。