2013-02-23から1日間の記事一覧

竹村猛児の横顔

竹村猛児は昭和十年代に医療随筆を物した作家で、十数冊の単行本のほか、『新青年』に寄稿してゐたので、その名が残ってゐる。 はじめに菊池寛と徳富蘇峰が推薦し、そののち吉屋信子、木村毅、齋藤茂吉も称揚した。その割りに戦前の著書を読んでも経歴が今一…