『生きてきた』(山本敏雄、南北社、昭和39年11月)は地味な本だが内容は頗る濃い。山本は本名の山本虎三時代にアナーキストとして名を馳せ、文学史には平林たい子の夫として記録されてゐる。夫妻であったのは確かだけれども、山本の人生の一部でしかない…
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